2012年 04月 25日
芸術新潮/村上隆 |
芸術新潮、5月号が出ましたね。
表紙、すごいインパクト!
村上隆特集って発表があってから、発売されるのが楽しみで楽しみでした。
ドーハでの個展の総特集です。
芸術新潮って(BTもそうなんだけど)、写真を中心に見て、記事はさらうくらいしか読んでいないんだよね。いつもは。
だけど、この号はしっかり読んでいます!
インタビューや略歴、解説等、非常に充実した記事。
一度読むだけでは足りないかも。
村上隆さんと椹木野衣さんの対談はこれから読みます。
椹木さんの批評文好きなので、どのような対談になっているのか楽しみです。どきどき。
村上隆というと、どうしてもセンセーショナルなイメージばかりが先行してしまいがちと思うんですが、どうでしょうかね。
色に関しては、ビビットな色面が目立つけど、実とても繊細な配色がされていると思ってます。
どくろのパターンも好きです。
アメリカンなどくろの表情をしていなくて、どことなく愛嬌のあるデザインだよね。
どくろへの色の当て方や配色も、数だけ見ればひしめき合ってごちゃごちゃしているように思えるのに、配色によってシンプルにまとめられているのもすごいと思います。
今回の紙面で初めて見た作品が。
抽象画の《Dumb Compass》(2008年)。(p64)
小さい写真では泡のようなイメージがひょうたん風の形から現れ、その背景にたれるようなイメージが加えられているものかと思ったが。
64ページのアップの写真を見ると、泡のような点々が、すべてドット状の円の連なりでできていることに驚いた。
ひょうたんの中の色の変化←囲うドットの広がり←背景の縦と横の色の流れ←さらに色の広がり…
というように、実際は複雑なレイヤーの重なりが感じられるように構成が組まれていて驚いた。
多くの色を使っているにもかかわらず、色の相性が喧嘩せず、しっくりとくる画面…。
と、べた褒めな感じだけど2001年の《たんたん坊》や2002年の《Tan Tan Bo Puking-a.k.a. Gero Tan》は苦手です^^;(p60,61)
今回はイスラム圏での展示ということで、エロはいっさいダメ。(p43)
なのがうまい方向になったのではないかと思います。
どうしてもエロ系の作品があると、そこにばかり目が行きがちで、その背景や意図、他の作品との関わろと言った部分が見えにくくなってしまう恐れがあります。
どうも村上批判が起こる場合、過剰なエロの部分についての指摘が多いと思ってます(あくまで、印象ですけど^^;
エロの部分がなくなったことで、見えなくなった部分もあるけれど、それ以上にいつもエロという批評の陰に隠れていた部分がはっきりと見えている気がします。
個展の様子はギャラリーペロタンのHPでも見れます!
Galerie Perrotinの、今ならトップページから。または、NEWSから見れます。
芸術新潮発売よりも前になんとなくギャラリーのHP見てた時に発見!
驚きとともに、うれしかった~。
展覧会の雰囲気を、なんとなくでもつかめた気がして。
(実際に見てみないとわからないことが多いってのは承知です)
会場の写真や、レポートを読むだけでも、すごい展覧会だということがわかりますね。
見たいけど、ドーハ…
国内に巡回するのは難しいのだろうか…
ただ当初はベルサイユの巡回展の予定だったそうだけど、実際はドーハのための展示となったので、もし国内で展示あるのなら、新しい展覧会として生まれ変わるんだろうな。
あと、芸術新潮では伊藤まさこさんの連載「家事のニホヘト」が結構好き。
表紙、すごいインパクト!
村上隆特集って発表があってから、発売されるのが楽しみで楽しみでした。
ドーハでの個展の総特集です。
芸術新潮って(BTもそうなんだけど)、写真を中心に見て、記事はさらうくらいしか読んでいないんだよね。いつもは。
だけど、この号はしっかり読んでいます!
インタビューや略歴、解説等、非常に充実した記事。
一度読むだけでは足りないかも。
村上隆さんと椹木野衣さんの対談はこれから読みます。
椹木さんの批評文好きなので、どのような対談になっているのか楽しみです。どきどき。
村上隆というと、どうしてもセンセーショナルなイメージばかりが先行してしまいがちと思うんですが、どうでしょうかね。
色に関しては、ビビットな色面が目立つけど、実とても繊細な配色がされていると思ってます。
どくろのパターンも好きです。
アメリカンなどくろの表情をしていなくて、どことなく愛嬌のあるデザインだよね。
どくろへの色の当て方や配色も、数だけ見ればひしめき合ってごちゃごちゃしているように思えるのに、配色によってシンプルにまとめられているのもすごいと思います。
今回の紙面で初めて見た作品が。
抽象画の《Dumb Compass》(2008年)。(p64)
小さい写真では泡のようなイメージがひょうたん風の形から現れ、その背景にたれるようなイメージが加えられているものかと思ったが。
64ページのアップの写真を見ると、泡のような点々が、すべてドット状の円の連なりでできていることに驚いた。
ひょうたんの中の色の変化←囲うドットの広がり←背景の縦と横の色の流れ←さらに色の広がり…
というように、実際は複雑なレイヤーの重なりが感じられるように構成が組まれていて驚いた。
多くの色を使っているにもかかわらず、色の相性が喧嘩せず、しっくりとくる画面…。
と、べた褒めな感じだけど2001年の《たんたん坊》や2002年の《Tan Tan Bo Puking-a.k.a. Gero Tan》は苦手です^^;(p60,61)
今回はイスラム圏での展示ということで、エロはいっさいダメ。(p43)
なのがうまい方向になったのではないかと思います。
どうしてもエロ系の作品があると、そこにばかり目が行きがちで、その背景や意図、他の作品との関わろと言った部分が見えにくくなってしまう恐れがあります。
どうも村上批判が起こる場合、過剰なエロの部分についての指摘が多いと思ってます(あくまで、印象ですけど^^;
エロの部分がなくなったことで、見えなくなった部分もあるけれど、それ以上にいつもエロという批評の陰に隠れていた部分がはっきりと見えている気がします。
個展の様子はギャラリーペロタンのHPでも見れます!
Galerie Perrotinの、今ならトップページから。または、NEWSから見れます。
芸術新潮発売よりも前になんとなくギャラリーのHP見てた時に発見!
驚きとともに、うれしかった~。
展覧会の雰囲気を、なんとなくでもつかめた気がして。
(実際に見てみないとわからないことが多いってのは承知です)
会場の写真や、レポートを読むだけでも、すごい展覧会だということがわかりますね。
見たいけど、ドーハ…
国内に巡回するのは難しいのだろうか…
ただ当初はベルサイユの巡回展の予定だったそうだけど、実際はドーハのための展示となったので、もし国内で展示あるのなら、新しい展覧会として生まれ変わるんだろうな。
あと、芸術新潮では伊藤まさこさんの連載「家事のニホヘト」が結構好き。
by some55
| 2012-04-25 23:16
| ◎本・画集